第113回第2言語習得研究会(関東)
◆ 日時: 2023年6月17日(土) 13:00~16:10(開場12:30)
◆ 場所: お茶の水女子大学 共通講義棟1号館301
(現時点では対面を予定していますが、状況によってはオンラインとなることがありますのでご注意ください。来訪前に本研究会ホームページを今一度ご確認ください。当日は念のため、各自コロナ対策をお願いいたします)
★ 会場にご注意ください!
大学まで;http://www.ocha.ac.jp/common/image/access_map2.jpg
土曜のため、正門(東門)しか開いていません。
正門は春日通り沿いですので、最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅になります。
*学内マップ;http://www.ocha.ac.jp/help/campusmap_l.html#no1 (15番の建物です)
なお、本学では、入構時には、警備員により、学会の参加者であることを確認いたします。その際には、本研究会ホームページ(https://kasla.jimdo.com/)の「最新のお知らせ」の開催通知の画面(スマホ画面など)を警備員にご提示いただければ入構できます。
◆ 事前申し込みは不要です。
◆ 参加費 2000円
注)今回の参加費をお支払いいただくことで、
今年度(6月、10月、2月)の研究会参加が可能となります。
◆ プログラム
【開会の挨拶】13:00~13:05
【研究発表】13:05~14:25
1. 13:05〜13:45
Neal Snape (ニール スネイプ) 群馬県立女子大学 教授
「L2英語汎用NPの形式と機能のマッピングの指示された学習(The Instructed Learning of Form-Function Mappings of L2 English Generic NPs)」
要旨:添付ファイルをご参照ください。
2. 13:45〜14:25
柏 晨悦(ハク シンエツ) お茶の水女子大学 大学院生
「中国語を母語とする日本語学習者の聴解活動におけるオノマトペの意味推測―類像性と文脈量に着目して―」
要旨:添付ファイルをご参照ください。
【休憩時間】15分(14:25〜14:40)
【講演】14:40〜16:10
大関浩美先生
「日本語名詞修飾節はどこが難しく、どう教えたらいいのか ―その特徴と習得研究の結果から困難点を考える―」
(要旨)第二言語学習者にとって名詞修飾節はどの言語でも難しい構造とされていますが、日本語の場合、さらに日本語名詞修飾節の特徴による様々な難しさがあります。また、修飾節が置かれる位置が違うと難しいということはよく言われますが、実は位置が違うことで修飾節が談話の中でどう使われるかも異なることがわかっていて、そのことも位置が異なる母語を持つ学習者には理解や産出が難しい原因となっています。本講演では、日本語の名詞修飾節にどのような特徴があるかを構造面・談話面の両方から捉えながら、それが理解面・産出面にどのような難しさをもたらすのかをまずお話しします。さらに、習得研究で得られている結果を紹介し、それらの結果にも日本語名詞修飾節の特徴が大きく影響していることを見ていきたいと思います。そのようなことを踏まえて、では教室ではどう扱っていったらいいかについても、指導のアイディアの提案をします。